第27回(臨時)自由が丘のまち運営会議議事録

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第27回(臨時)自由が丘のまち運営会議議事録

日    時  :   平成20年(2008年)  4月25日(火)
18:00~20:00
場    所  :    野村証券 自由が丘地下ホール
目黒区自由が丘2-10-9
出 席 者  :   別紙の通り

議   題   :   建物の絶対高さ制限について

 

(株)ジェイ・スピリット平井取締役より挨拶。

◆議題・・・建物の絶対高さ制限について
※卯月座長から2~3月中に行われた話し合いの経過について説明。『未来の自由が丘を考える会』で話し合われてきた議題のうち、「建物の絶対高さ制限」をこの日の議題とすることを確認。都市計画変更一次素案に示された「建物の絶対高さ制限」の特例に関する問題点について説明。

 <質疑内容>
 (委員)
・ 問題点の6について、仮に容積率600%を満たさなくても40mの高さ制限がかかるのか、容積率600%
を満たした上で高さが40m以上になることもあるということなのか。
  →接道条件や敷地形状による差異もあり一概には言えないが、区の説明では現行の容積率を使いきる
ことを前提とした高さ制限であるとの説明があった。よって、緩和の有無を問わず、40mの高さ制限は
600%の容積率を使い切ることを前提に決めているというのが区の見解。
(委員)
・ 建物の高さ制限についての説明は理解できたが、都市計画道路の問題はどうなるのか。
 →冒頭に説明したとおり、自由が丘地区が取り組んでいる3つの問題の中で、今日は特に区が都市計画変更一次素案として示した「建物の絶対高さ制限」を議題としている。都市計画道路ができるかできないかはさておき、自由が丘地区では建物の高さをどのように制限すべきかをこの場で考えようとしている。建物の絶対高さ制限は自由が丘地区だけでなく区全域に係る問題。全区的な決定が自由が丘地区に良い結果をもたらすのかどうかを予想しながら話し合いを行っている。
(委員)
・ 区の建物の高さ制限には納得がいかない。今後、人口は減る傾向にあり、自由が丘駅近くの高層の建物でも3、4階までしか人は入らないのに30m、40mといった高い建物はいらないと思う。表参道のように低層でそろえたきれいな街並みを自由が丘地区でも目指してはどうか。
 →駅前では容積率が600%であることを前提として高さ制限を40mとしている。仮に20mの高さ制限と 考えると容積率を使いきれないので私権の制限であるとの批判を受けてしまう。容積率を変更するには別の変更のための手続きが必要となる。ひとまず自由が丘地区では新たに区が設けることとなる商業系用途地域の建物高さ制限を緩和なしで受け入れ、その後地区計画を策定する過程で地域に適した容積率、高さを検討し直してはいかがと私は考えている。
(委員)
・ 資料の区報(11/9臨時号)の記述のうち、特例による場合で、①「公益上または土地利用上やむを得ない建物」と区長が判断する場合と②「大規模敷地における特例」の"別途基準"に合うかどうかの審査は区役所内部で行われるのか都市計画審議会など公開の場で実施されるのか。
→渋谷区の場合、緑化率、壁面後退、建蔽率、住宅が入っているかなど細かな別途基準があり、審議会に諮る必要がない。公益上または土地利用上やむを得ない場合というのは区長判断事項だが、独断ではなく都市計画審議会に諮問することが妥当とされている。ただし、審議会に諮ることは義務ではない。
 (委員)
・ 渋谷区では"別途基準"が既に定まっているのに目黒区ではまだなのはなぜか。
  →明確な理由は分からない。
(議長)
・ 委任状が17通手元にある。自由が丘のまち運営会議の議決権をお持ちの委員にお伺いする。配布資料の趣旨で、私の提案した都市計画変更「建物の絶対高さ制限」における大規模敷地の特例の持つ問題点について、区へ要望書を提出して良いと考える方は挙手してください。
(会場の委員17名が挙手)
・ 58名中委任状も含めて34名の賛同を得たので、適切な時期に区への要望書を提出する。

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