第24回 自由が丘のまち運営会議議事録

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第24回 自由が丘のまち運営会議議事録

 

日  時    平成19年(2007年)11月22日(木)
        18時30分~21時

場  所    緑が丘文化会館 本館 第3研修室

出 席 者    別紙のとおり


議  題
 協議事項   1 「目黒区地域街づくり条例」について(目黒区)


        2 自由が丘駅前広場暫定整備について(目黒区)


        3 目黒区都市計画(絶対高さ)変更等について
(㈱ジェイ・スピリット 石川忠)


        4 その他

 

 


(株)ジェイ・スピリット渡邉代表取締役より挨拶
  今年最後のまち運営会議になる。12月11日(火)には、第3回の都市計画道路勉強会を予定しているので、是非参加して欲しい。

(議長)本日は、今後の自由が丘を考える上で重要なハード整備についての議題である。皆様からご意見をいただき議論していきたい。

協議事項 1 「目黒区地域街づくり条例」の概要について、目黒区都市整備課街づくり調整係・峯島係長から説明を受けた。
        区民の発意に基づく自主的な街づくりを推進していくための仕組みづくりを、平成19年3月に「目黒区地域街づくり条例」として制定し、10月から施行しているところである。
<主な質疑応答等>
○㈱ジェイ・スピリットが、「地域街づくり団体」として認定を受けることができるのか。
→対象となる可能性はあると思う。
○認定を受けるにはどのようにしたらよいか。
→申請が必要となるが、その前に団体の活動目的や活動内容等について、事前相談の中で聞き取りしている。申請前に事前相談して欲しい。
○自由が丘は、区内で最も住民主体の街づくりが進んでいる地域だと思う。申請すればこの条例に基づく認定第1号になるのではないか。区から地域街づくり計画推進方針の策定や地域街づくり計画推進区域として指定を受ければ、自由が丘の街づくりが更に推進されるのではないか。
○都市計画変更提案ができる団体に地域街づくり団体が追加されたが、㈱ジェイ・スピリットが地域街づくり団体に認定された場合は、土地所有者等の2/3の同意がなくても都市計画変更提案ができると解してよいのか。
→地域街づくり団体が都市計画変更を提案する場合も2/3の同意は必要になる。
○高さについて都市計画変更が予定されている。街づくり条例を利用して、先に高さを決めてしまえば、区が行う都市計画変更に対抗することができるのか。
→都市計画変更は法的なものなので、条例で定めるルールでは対抗することはできない。
○自分達で建築協定を進めている。建築協定と地域街づくり条例とはどちらが優先になるのか。
→どちらが優先ということはない。規制としては建築協定の方が法に基づくものなので、建築協定の方が実現性は上だろう。
○街には、地区計画や建築協定のような法に基づく厳格なものばかりでなく、今回条例で求めている緩やかなルールも必要である。


協議事項 2 自由が丘駅前広場整備計画について、目黒区自由が丘地区整備課・幡野課
長から説明を受けた。
       前回のまち運営会議で、6月に実施した交通量調査の結果を報告した。計
      画案がまとまったら報告して欲しいとのご意見もあり、本日、叩き台を4案
              作成したので報告したい。なお、計画案の作成にあたっては、交通規制を原則変更していないこと、及び駐輪場(機械式・自走式)については、仮に広場に置いた場合のイメージであることを、あらかじめ了解して欲しい。
<質疑内容>
○駅前広場整備の大まかなスケジュールを教えて欲しい。
→整備案については、本日、皆様からご意見をいただき、区で再度検討し、関係者との調整等も含めて今年度中にまとめたい。整備については、平成22年度までに実施したい。

(議長)駅前広場の整備については、協議事項3の目黒区都市計画変更案(絶対高さ)の中でも取り扱うため、その説明を受けた後に質疑応答したい。
    また、協議事項3は、12月5日(水)に開催される目黒区の地元説明会に先立って勉強して、最終的には自由が丘の街の総意として意見を提出しようと考えている。そのため、急遽、石川氏に説明をお願いした。


協議事項 3 目黒区都市計画(絶対高さ)変更案等について、㈱ジェイ・スピリットの石川氏から説明を受けた。
今回、住宅地の検討まではしていない。特に商業地がどうなっていくのか、私見を述べさせていただく。

(議長)都市計画道路の勉強会を10月に予定していたが、急遽、目黒区から都市計画(絶対高さ)変更の提案が出されたので延期せざるを得なかった。都市計画道路の問題と絶対高さの変更は表裏一体であり、単に補助127号線沿道だけの問題ではなく、自由が丘全体の問題である。そのため、12月11日(火)の第3回勉強会のテーマを拡大し、そこで絶対高さの勉強をしたいと思う。本日は残り時間も少ないので、駅前広場の議論に絞らせていただきたい。

<質疑応答>
○タクシープールがこんな必要なのか。
→交通量調査の結果、駅前広場に入ってくる車の約45%がタクシーであった。また、平日で最大22台のタクシーが広場内に駐停車している状況である。平均でも12~13台のタクシー待ちがある。計算上では、タクシープールの必要台数はもう少し多くなるが、本日は12台に抑えた提案をしている。

(※以下、時間の関係で質疑応答ではなく意見を伺うことになった。)
○駅前広場には色々な想いが籠められている。計画案はタクシー会社のために広場があるような印象を受けた。タクシーが利用されているのは分かるが、そのために何でこれ程多くのスペースを造らなければならないのか理解できない。例えば、タクシー台数を広場入口に表示し段階的に広場に流入させるとか、工夫をこらせばタクシープールは減らせるはずだと思う。タクシー客にも迷惑をかけずにできると思う。有意義な使い方を考えて欲しい。
○タクシーも時間帯により差があるのではないか。昔と違って、急に雨が降り出した時しかタクシーを待っていない。自由が丘は、「歩いて楽しい街」を目指していると認識しているが、そのイメージからは程遠い。来街者も楽しく思えないだろう。他の方法も考えたらどうか。
○現在、お祭りの広場として利用している。タクシープールにしてしまうとその時はどうなるのか。駅から降りて広場の真ん中に女神像があると、自由が丘に来たと感じられる。女神像が渋谷のモヤイ像のように、端に移動されても寂しい気がする。
○ストックホルムの空港での事例。広場にはタクシーは待っていないが、券を引くとタクシーが迎えに来る。多少のタイムラグはあるが、目の前に停まっていなくても直ぐに利用できる。また、広場を中2階程度の高さにしてスペースの有効利用を考えたらどうか。
○地下式駐輪場では自転車のサイズが限定されてしまうため、不法な駐輪が増えてしまうのではないだろうか。駅前広場については他にも問題はあるが、駐輪場に限って言えば自走式の駐輪場を要望したい。
○自由が丘の街には30箇所ぐらいの駐車場がある。思いつきだが、駐車場の2~3階のスペースを駐輪場として利用できないか。そしてその壁面を緑化すると、緑に囲まれた街に変わる。そうなれば、今計画されている地下式や自走式の駐輪場を造る必要がなくなる。また、地下を掘るなら、カトレアSTからタクシーを直接地下に入れたらどうか。そうすれば広場を歩行できるようになる。
○自由が丘の駅前広場整備については今までも幾つもの案が出ている。今までの議論の蓄積を基に夢を描かないと駄目だと思う。駅前広場は自由が丘の顔である。従来型の交通広場にはして欲しくない。
以  上

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