第21回自由が丘のまち運営会議議事録
日 時 : 平成19年(2007年) 5月22日(火)
18:30~20:30
場 所 : 緑が丘文化会館 本館 第3研修室
目黒区緑が丘2-14-23
出 席 者 : 別紙の通り
議 題 :
報告事項 1 平成19年度自由が丘地区都市再生整備計画の内容とスケジュールについて
2 平成19年度自由が丘地区街並み形成指針策定について
3 歩行者天国拡大について
協議事項 都市計画道路と駅前整備についての協議会について
(株)ジェイ・スピリット渡辺代表取締役より挨拶。
◆議題1・・・自由が丘地区都市再生整備計画の内容とスケジュールについて
※目黒区 堀越自由が丘地区整備係長より資料に基づき報告
<質疑内容>
○駐輪場整備について
・駐輪場整備は18年度で完了なのか。
→駅前広場地下等への設置も検討していく。計画では21年度に実施予定。
・具体的な計画は駅前広場のみか。
→駅前広場のみ想定はしている。
○交通量調査について
・駅前広場整備計画検討調査の一環で駅前広場の人・車の流れを調査するとの説明があったが、19年度実施予定の交通量調査と同時期に行うのか。
→双方の実施時期は異なるだろう。歩行環境ゾーンの交通システム策定支援では自由が丘地区76haの外縁部を含め、今秋、交通量調査を行う予定。駅広の交通量調査は、駅前広場整備計画検討のために、広場を出入りする人、車の量を調査する。一般的な平日、休日のデータを収集するため、夏休み前に行いたい。
○女神ストリート整備について
・自由が丘デパート内を含めた交通量調査を今年度行うと聞いていたが、資料中女神ストリートの整備にはそのような記載がない。
→歩行環境ゾーンの交通システム策定支援で行う交通量調査に組み込まれている。
→(議長)交通量調査はジェイ・スピリットと調整して行ってほしい。
○駅前広場整備と補助127号線整備について
・目黒区は駅前広場の整備と127号線の整備とを切り離し、個別の事業として説明しているが、同時に検討すべき問題だと思う。
→127号線の整備を前提として考えるのも一つの方法だが、現状で2000㎡を超す面積の駅前広場をどのように整備するのかが駅前広場整備検討調査の目的である。
・127号線整備に関連して、西地区の整備について地元で話し合いをしてきた経緯を踏まえて今後に活かしてほしい。
→1~3月にかけて、目黒区は地元で127号線整備事業の説明会を行った。今後は、区が地元での話し合いの場を設け、まちづくりの機運を高めていきたい。
→(議長)これまでの内容を前提として、さらに今後の可能性について話し合う方向なのではないか。
◆議題2・・・平成19年度自由が丘地区街並み形成指針策定について
※都市再生機構 椿氏(検討会事務局)より資料に基づき報告
<質疑内容>
・今年度検討する具体的なゾーンの設定範囲は決まっているのか。(議長)
→これから決める。
・前回説明のあった目黒区で進めている景観に関する取組みで進展はあったか。
→前回の説明から変わっていない。
◆議題3・・・歩行者天国拡大について
※自由が丘商店街振興組合平井理事長より報告
・自由が丘商店街振興組合は35年間、日曜日と祝日の午後3~6時に歩行者天国を実施。300m四方のエリアは変えず、土曜日・日曜日・祝日の正午~午後6時に拡大するため運動中。
・協議会の6月設立を目指し、目黒区、碑文谷警察署、消防署等との調整を行っている。
・「グラウンドワークやまのて」の提言を踏まえて皆さんと検討したい。
<質疑内容>
・(議長)拡大が実現する見込みはいつ頃か。
→駐輪場や体の不自由な方への配慮の問題があり、月1回会議を行い、年度内に実現可能かどうか。
・(渡邊社長)商店街の通行量調査を実施し、現状の改善を図ってはどうか。
→通行量調査には大きな労力、経費を必要とすることもあり10年以上行っていない。歩行者天国拡大は早期に実現させたいので、都市再生整備計画で行う交通量調査に含めていただけないか、目黒区へもお願いする。
・現行の歩行者天国を幅広くPRし、東横線沿線の利用客が知ればもっと変化が起こるのでは。自由が丘駅南側の城南予備校前の道路は、たとえ横断しようとする歩行者がいても止まらない。危険なので合わせて改善してほしい。
→(岡田取締役)指摘のあった道路の近くにスイーツ・フォレストを設置した経緯から説明したい。大店立地法に基づく手続きの中で、交通問題の協議を行い、横断歩道設置についても検討した。当時、警察は道路の両側に側道が存在し、付近一帯が交差点であり、加えて奥沢側の横断歩道との距離が至近であるため横断歩道は設置できないとの見解を示した。しかし、現在、まちの皆さんが危険と感じるのであれば、見直すことも必要ではないかと思う。
◆議題4・・・都市計画道路と駅前整備についての協議会について
※平井取締役、議長より説明
・前回の自由が丘のまち運営会議において、協議会設置は了承されたと考えている。
・当初、6月以降1年間検討する予定だったが、基礎的な知識を共有し、協議会の必要性を認識してもらい、10月頃協議会のメンバーを公募した方がうまくいくと思う。
・メンバー公募開始までに、他自治体の事例研究や関連行政機関職員等を招いての勉強会を行いたい。
<質疑内容>
・自由が丘の住宅街の人々には127号線の正確な位置すら理解されていないようだ。住民にとっては、駅からの導線にもかかわるはずなので、ぜひ話し合いに参加してほしい。
・住区住民会議の活動に参加してくれる人々には情報提供できるが、接点を持たない人には情報が出しにくい。今後、幅広い住民の参加を求めていく。
・協議会の対象エリアは。
→自由が丘地区の76haになると思う。
・協議会で特に話し合うべきポイントは何か。
→(議長)私見を述べる。都市計画道路は60~70年以上前に計画されたものがもとであり、人口が減少する中、全国で問題になっている。国土交通省も見直しの必要性を認め、道路の要・不要・要検討の3区分に分けようとしている。計画道路が不要と決定されるには、膨大な時間と正当な理由を要する。自由が丘でも、76haのみならず、広域を含めて考えるべき問題である。
大阪や岐阜では見直し方針を打ち出している。歴史的景観保全が課題である地域では特に見直しが進む傾向にある。片側のみの道路拡幅を行い、センターをずらして歩道を整備するという現実的な対応策をとった三鷹市の事例もある。
6~9月に各地の事例を参考にしながら勉強会を行い、10月に協議会を設立することにしたい。主催はジェイ・スピリットとなる。
◆その他・・・補助46号線整備事業について
※議題4の質疑に関連して質問あり。目黒区街づくり推進部 幡野自由が丘地区整備課長より説明
・第三次事業計画(平成16~27年に優先的に整備)に定められた路線は、中央町の26号線と46号
線のうち武蔵小山駅付近の26号線と西小山駅付近の30号とではさまれた目黒本町五丁目を中心と
する区間。
・46号線の計画線上で自由が丘のまちを通る区間は、第三次事業計画には載っていない。
<質疑内容>
・整備にはどれくらいの時間がかかるか。
→現状では分からない。
・46号線をかさ上げする計画はあるのか。
→(渡邊社長)今のところ、立体交差事業でかさ上げするとか、東急の事業として東横線を地下化するとかは決まっていない。
(議長)
・127号線整備に関連して受けた質問や意見は、勉強会でも取り上げたい。