自由が丘のまち運営会議: 2007年2月アーカイブ

第19回自由が丘のまち運営会議議事録

日    時  :   平成19年(2007年)  2月27日(火)
18:30~20:40
場    所  :    緑が丘文化会館 本館 第3研修室
目黒区緑が丘2-14-23
出 席 者  :   別紙の通り

議   題   :  自由が丘のまちづくりにおける都市計画道路補助127号線の整備について

 


(株)ジェイ・スピリット渡辺代表取締役より挨拶。
◆議題・・・自由が丘のまちづくりにおける補助127号線整備に関する説明
※目黒区街づくり推進部自由が丘地区整備課、街路整備課から19年1月31日(水)、2月6日(火) に行われた議題に関する説明会の内容を再度、説明。

 <質疑内容>
 (委員)
・ 127号線整備はまちづくりのための整備なのか、道路整備のための整備なのか。
  →どちらも大切であり、どちらが先、後ではない。
・ 計画幅員15m道路でなくてはならない理由は何なのか。
 →防災対策として整備するためには最低でも、15mが必要である。また、車と人が混雑、錯綜しているのを放置できない。そのため、歩車分離して歩行者に安心して歩ける空間の整備が必要である。自由が丘のように、街が発展していけば道路は、必要となる。
(委員)
・ 阪神大震災の際に電柱が倒れ道路をふさいだ。現況の道路で先行して電線類を地中化できないか。
 →既に埋設物が多く、スペースがない。また、127号線整備のときに再度工事をしなければならないこと
になる。
(委員)
・ 説明会ではほとんどの参加者が計画に対して反対している。2日間の説明会を踏まえて目黒区としての考え方はどうなったか。
 →2日間の説明会で延べ22名の発言があり、2/3の方が反対を明言されている。区が目的としていた127号線についての存在、必要性についての説明ができたことは成果があったと考えている。
・ 60年前の計画を無理やりに推し進めようとしている気がする。目黒通りから自由通りに入る道路の狭い部分や踏切渋滞を解消するような案を先に考えるべきではないか。
  →例えば、環状8号線でさえ完成まで60年かかった。踏切の解消については東京都が主体で、目黒区、世田谷区、東急電鉄の4者協議を行っているが、自由が丘における踏切の交通渋滞は都内で立体化を要望している他地区よりひどくなく、事業の費用対効果は低い。まちづくり、都市計画道路の整備ともに必要と考えており、順番はどちらが先ではない。
 (委員)
・ これまで地元で協議が進まないのはなぜか。
  →これまで、共同化を目的として支援を行ってきた地区もある。駅前の西地区で検討組織の支援を行ってきたが合意できなかったという経緯がある。
(委員)
・ 準備会はなんとなく終わってしまった。「共同化の合意ができなかった」という言い方は違うと認識している。権利者の根底には127号線の必要性に疑問をもっていたためだと考える。
・ 2回の説明会と今回の説明が同じであることに失望している。
・  2月23日の朝日新聞(環境省の記事-温暖化対策)、めぐろ区報等の記事に関連して、車社会は便利であるが、今後の地球環境を考えると便利をひとつでも我慢する方向性を示す必要もあると考える。
(委員)
・ 何を捨てるか考えるべきだ。いろんな意見、要望等を聞いて集約すると一般的なものになってしまうと考える。個性がある街づくりが必要である。
 (地域の方)
・ 冒頭にもあったように127号線は道路整備のための事業であって、まちづくりのための事業ではないというように感じる。
  →127号線整備と駅前広場の整備は一体であると考える。19年度は駅前広場の整備計画検討を行う
   予定であり、地元の方にも検討に入ってもらうことを考えている。
・  説明資料(写真)の中で使われている人のいないような道路は自由が丘にふさわしくない。
・ 共同化について、区がどのような補助をするのか明確にして提案を出してほしい。
   →共同化についても様々な手法があり、一律でどれくらいの補助がでるなどの説明はできない。
   話が具体化すれば、説明させていただく。
(地域の方)
・ 地元が望んでいないことを上から押し付けるのではなく、地元で要望をまとめ、要望を行政が尊重する
ことが現在のやり方ではないのかと感じる。
  →区として道路の整備は必要だと考えている。道路整備に際しては、共同化という手法を提案しているが、関係者の合意を得て進めていく。
(地域の方)
・ 区の道路が必要であるという論点は理解できる。その区の論点を今までのように推し進めるのではなく、地元から要望がある電線を地中化することで安全、安心のまちづくりを行いたいなどの論点も聞いて、区と地元の両方の論点を歩み寄れるように取り組んでもらえないか。
 →都市計画決定を棚上げして議論しても、今後も残る問題である。防災上の問題や交通弱者の駅前広場へのアクセスなど課題は残る。計画決定という事実を前提に、どのような手法で整備するかを議論していきたい。
・ 計画道路がありきだから、住民と議論があわない。国とかに要望できないのか。
 →自由が丘は発展しており、物流などは車に頼っている面もある。このような現状では、難しい。
(地域の方)
・ 15m道路をそのまま認めろというのは難しいと考える。15m道路を前提に話を進めようとするとまた100年経っても整備できないのではないか。過去60年間、整備できなかったのだから急がば回れで、15m道路ありきではなく、7~8割の人が理解する方法で進めれば、コンセンサスがとれ、この問題は解決すると考える。
  →事実として15mの都市計画決定はある。区としてはそれを置いて議論は進められない。
(議長)
・ 自由が丘は今のままでいいのか、特に道路について考える必要がある。15mについても将来のことを考えて、様々な可能性を議論したい。
・ ジェイスピリットとして決定したことではないが、127号線整備及び駅前広場整備についての検討会をつくり1年くらいでまとめたい。駅広の整備と127号線整備は切っても切り離せない問題である。
・ 発言できなかった人は、意見をペーパーで出してほしい。3月27日のまち運営会議で報告したい。

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