自由が丘のまち運営会議: 2007年7月アーカイブ

第22回自由が丘のまち運営会議議事録

日    時  :   平成19年(2007年)  7月24日(火)
18:30~20:50
場    所  :    緑が丘文化会館 本館 第3研修室
目黒区緑が丘2-14-23
出 席 者  :   別紙の通り

議   題   :  
報告事項 1  19年度ストリート案内設置についての中間報告
  
       2  ジェイガイドオープンに関する報告

       3  子育て支援セミナーの実施について

   協議事項 1  歩行者天国協議会設立について

          2  都市計画道路整備と駅前広場のありかたについて
          
   情報提供 1  良好な住環境の保全・形成に関する条例制定・改正の基本的考え方
(素案)について

 

(株)ジェイ・スピリット渡辺代表取締役より挨拶。
【報告事項】
◆議題1・・・19年度ストリート案内板設置についての中間報告
※奥角取締役より説明
・18年度は11基ストリート案内板を設置したところである。現在、会議を開催し19年度の設置箇所、本数等を取りまとめているが、10基程度になる見通しである。

◆議題2・・・ジェイガイドオープンに関する報告
※奥角取締役より説明
・タッチパネル式の案内板を南口に設置し、7月6日にオープニングセレモニーを実施した。現在は南口のみの設置で南口商店街の店舗案内等をおこなっているが、今年度以降は正面口を含め数箇所に同様のものを設置していきたい。

◆議題3・・・子育て支援セミナーの実施について
※議長より説明
・配布資料の通り、平成19年7月8日(日)にゆらりん自由が丘保育園で子育て支援セミナーが実施された。

【協議事項】
◆議題1・・・歩行者天国協議会設立について
 ※平井取締役より説明
    ・平成19年7月18日(水)に第一回協議会を実施した。会議では、浅野先生に座長となってもらい、会則等を決定した。歩行者天国の拡大には様々な課題があるが、この協議会でそれらの課題を解決し土、日、祝日の12-18時へと拡大したい。
※議長より追加説明
   ・協議会のメンバーは地元商店街、行政機関、鉄道・バス事業者、学識経験者等の36名で構成されている。早ければ20年3月までに歩行者天国拡大実施の方向性を出したい。
   ・国土交通省から平成17年3月に示された「道を活用した地域活動の円滑化のためのガイドライン」について説明。
<質疑内容>
 (委員)
・歩行者天国の成功したかどうかの具体的な評価指標はあるのか。
  →(議長)例えば、まちでの滞在時間が増える等のプラス評価や、車での来客数減少、駅の乗換利便性の減少、外周道路の渋滞等のマイナス評価など、様々なものがある。
(委員)
 ・ドイツのある都市では、道路は基本的に歩行者優先にしておき、そのエリアを走ることができる車には一定の基準を設けて歩車共存を図っている。歩行者天国中に車がまったく入れない状況にするより、そのような柔軟な方策を考えたほうがいいと感じる。
 →(議長)ドイツでは、歩行者が歩くことを優先に道路整備をすることで快適な歩行環境が保全されている。また、歩行者天国中に通行する自転車をどのように考えるのか、という課題もある。
(委員)
 ・賑わいを人数で考えるなら、どのくらいの人数なのか。あまりにも混雑している街は歩いていて疲れる。
 →(平井取締役)自由が丘にとって理想の客がある程度、集まればいいと感じる。
(委員)
 ・自分の店舗では現状、金曜、土曜と比較して日曜日の売上げが少ない。買い物をせず、散歩にきているのではないかと感じる。商人としては、購買力のある人に来てもらわないと、現在の歩行者天国拡大では売上げに繋がらないと考える。
(委員)
 ・祭り等を行うと、多くの子供が集まる。歩行者天国で子供が遊べるような環境をつくってほしい。
 ・自由が丘近隣から、車椅子の住民等が散歩に来たくなるようにボランティアを配置する等の近隣住民がより街に出てこられる施策があればいいと感じる。
(委員)
 ・身内にも身体障害者がいるが、ボランティアのおかげで"ぶらぶら歩き"ができて感謝している。
(委員)
 ・来街者が多いより、住民と商店の人が身近であるということが、まちの魅力となる。
 →(平井取締役)アンケートでは来街者の中で30分圏内の方が60%を占めている。
(委員)
・銀座の歩行者天国は長く続いているが規制が厳しく、自由が丘のものとあり方が違うように感じる。
(議長)
 ・1970年代に歩行者天国は全国に広がった。それが、最近は縮小傾向にある。
(委員)
 ・歩行者天国時は、歩くと楽しいが喫茶店も混雑しており、休憩できる場所がない。

◆議題2・・・都市計画道路整備と駅前広場のありかたについて
 ※平井取締役より説明
   ・平成19年8月1日(水)の18:30~都市計画道路勉強会を開催する。多くの方に参加していただき意
見をいただければと考える。
※卯月議長より説明
・第一回目は、浅野先生と鶴岡市の職員に講演していただく。
・現状のまま整備しないのがいい、15mの予定通り整備するのがいい等の両極の意見だけでなく、様々な角度から客観的に検証したい。
<質疑内容>
(委員)
・勉強会は今後、定期的に進めていくのか。
→(議長)月に1回、計4~5回を想定している。皆が共通認識をもつための勉強会であり、その後検討会へと移行できればと考える。
(委員)
 ・川越が蔵の保存ということで都市計画道路の変更を行ったということだが、自由が丘で川越の蔵にあたるような誇るべきもの、残すべきものが何なのか考える機会があればと感じる。

【情報提供】
◆議題1・・・良好な住環境の保全・形成に関する条例制定・改正の基本的考え方(素案)について
 ※目黒区自由が丘地区整備課堀越係長より説明
   ・良好な住環境に向けた新たな条例および条例改正の基本的な考え方(素案)について情報提供があった。7月25日号目黒区報で住民意見を募集する。
  ・3月15日に公布された目黒区地域街づくり条例が10月1日に施行される。
 <質疑内容>
(委員)
・都市計画の変更とは、目黒区だけで変更できるものなのか。
→(目黒区)東京都、目黒区の審議会等への付議などの手続きがあるので区だけで決められるものではない。
(委員)
 ・駐輪場の付置義務について、既存施設に対しての改正はないのか。
 →(目黒区)既存施設には努力義務とする予定。
(委員)
 ・みどりの条例の改正で「既存樹木の等の保全について区との協議に関する規定を設ける。」とあるが、これは中、小規模住宅にも適用されるのか。
 →(目黒区)既存樹木のより一層の保全を図るため、保存樹木の指定基準を見直すとのことです。また、一定規模以上の保存樹木以外の樹木についても保全するための協議の制度をつくるとのことです。
 (議長)
 ・新たな条例および条例改正は今後の自由が丘に影響を及ぼすことになるであろう。

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